心電図

不整脈診断のアプローチ

ホルター心電図

不整脈の正確な診断のためには症状出現時の心電図記録が必要です。いずれかの方法で発作時の心電図記録を捕まえることが目標です。
(1)来院時心電図
(2)ホルター心電図
(3)携帯型心電計
(4)リストバンド型心電計
(5)埋込み型心電計
(6)電気生理学的検査

不整脈には(1)治療が必要なもの(2)経過観察で問題ないものの2種類があります。症状出現時の心電図を補足出来れば診断が可能です。
(1)精密検査や治療な必要な不整脈:
・心房細動、心房粗動、発作性上室頻拍、洞不全症候群、房室ブロック、心室頻拍、心室細動、他
(2)直接命に関わらないもの、経過観察で問題ない不整脈:
・洞性頻脈、洞性徐脈、心室期外収縮、上室期外収縮、他

ホルター心電図

24時間全ての心電図を記録して解析します。お茶の水循環器内科のホルター心電図は防水型でシャワーお風呂自由です。
着るタイプ、着衣型心電計測システム「e-skin ECG データレコーダ」もあります。
1日で症状が捕まらない場合は最大7日間型のホルター心電図もあります。

携帯型心電計

オムロンの「HCG-801」が代表で、アマゾンで購入可能です。
・不整脈診断のためには必ず「心電図(ECG)」が必要です。
・「心拍(HR)」や「脈拍(PR)」では不十分です。

リストバンド型心電計

アップルウォッチ

「Series 4」以降のApple Watchは心電図記録が可能です。「Series 6」以降は血中酸素ウェルネス機能搭載です。「Apple Watch SE」は心電図記録機能なしです。

埋込み型心電計(ICM)

メドトロニックの「Reveal LINQ」は最長3年間、心電図記録が可能です。左胸部皮下に60×20×8mm大のセンサーを埋込み、MRI検査対応機種制限があります。

電気生理学的検査(electrophysiology study: EPS)

入院、カテーテルにて心臓の電気活動を詳細に調べます。不整脈の誘発、冠攣縮の誘発、原因の特定、治療方針の決定が可能です。アブレーション適応の不整脈の場合はそのままアブレーション治療へ進みます。