失神の診療の進め方

失神の原因

動悸

心原性失神:
・不整脈性失神(洞不全症候群、房室ブロック、心室頻拍、心室細動、発作性上室頻拍、他)
・器質的疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、弁膜症、心筋症、肺動脈塞栓症、睡眠時無呼吸症候群、他)

失神または失神に似た疾患:
・脳神経疾患(てんかん、脳血管疾患、一過性脳虚血発作、他)
・内分泌疾患(低血糖、貧血、副腎機能、甲状腺機能、他)
・薬剤性(降圧薬、利尿薬、α遮断薬、アルコール、他)

経過観察で問題ない失神:
・起立性低血圧、神経調節性失神(血管迷走神経反射、頸動脈洞過敏症)
・状況失神:運動、食後、排便後、排尿後、疼痛、咳嗽、くしゃみ、演奏、他

失神の原因診断

診断は「失神の診断・治療ガイドライン」に従います。
・心電図、ホルター心電図、ウエアラブル心電計、埋込型心電図、電気生理学的検査、他
・血圧測定
・心エコー、心臓MRI・冠動脈CT
・採血(心機能、貧血、凝固、甲状腺機能、副腎機能、他)

ホルター心電図

24時間全ての心電図を記録して解析します。お茶の水循環器内科のホルター心電図は防水型でシャワーお風呂自由です。24時間に1回は症状が出る可能性が高い場合はホルター心電図の良い適応です。

埋込み型心電計(ICM)

メドトロニックの「Reveal LINQ」は最長3年間、心電図記録が可能です。左胸部皮下に60×20×8mm大のセンサーを埋込み、MRI検査対応機種制限があります。

冠動脈CT・心臓MRI・心エコー

失神(前失神)の原因として冠動脈疾患、弁膜症、心筋症等を疑った場合、心臓画像検査を追加します。