甲状腺ホルモンの多彩な役割
甲状腺ホルモン不足(TSH高値) | 甲状腺ホルモン過剰(TSH低値) |
心拍数が低い、胸の苦しさ | 心拍数が高い、ドキドキする |
寒がり、冷え症、乾燥肌 | 暑がり、汗っかき |
脂質異常、体重増加、運動の割に痩せない | 体重減少、食べてる割に太らない |
髪、眉毛が薄い、声の低さ、浮腫 | 喉の渇き、多弁、手の震え |
疲れやすい、眠気、動くのが億劫 | 活発、落ち着きがない、不眠 |
甲状腺機能異常の診断と治療
スクリーニング検査(TSH)、精密検査(fT3、fT4、TRAb、TPOAb、TgAb)で診断します。TSH(甲状腺刺激ホルモン)は甲状腺ホルモンと逆の動きをします。
・TSH低値:甲状腺ホルモン過剰
・TSH高値:甲状腺ホルモン不足
(1)甲状腺機能低下症の治療は甲状腺ホルモン補充療法です。チラーヂン12.5、25、50、75、100、TSH値を見ながら投与量調整、定期フォローをします。
(2)甲状腺機能亢進症の治療は専門病院へ紹介、内服、放射線、手術があります。