心筋炎

心筋炎とは?

心筋炎とは何らかの原因で心臓の筋肉に炎症が起こった状態です。原因は多岐に渡ります。新型コロナウイルスを含む、全ての感染症は心筋炎の原因となります。
・感染症(ウイルス、細菌、真菌、他)
・自己免疫性、アレルギー性
・薬剤性(新型コロナワクチン含む)、放射線
・特発性(原因不明)
「新型コロナウイルス感染後心筋炎」「新型コロナワクチン後心筋炎」も稀ではありません。

心筋炎の診断

心筋炎の診断は心臓造影MRIが一番強力です。
遅延造影(LGE)所見によって心筋炎の有無と心筋性状の評価が可能です。

他の検査としては心電図、心筋トロポニン、BNP/NT-proBNP、心エコー、心筋生検があります。

致死的不整脈、急性心不全を来す劇症型心筋炎から、ほぼ無症状、ごく軽度で自然治癒する心筋炎まで幅広くあります。治療は原因の排除、抗炎症療法、免疫抑制療法、心機能に対する対症療法、支持療法が中心です。